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今年になって3本のMETライブビューイングを見ました。これはメトロポリタンンオペラの生中継劇場鑑賞版です。生といってもそれは欧米でのことで、日本ではライブの録画版を映画館で見ることになります。本当は生中継の方が臨場感があっていいのですが、これだと我々には歌詞がわからないので、生でなくても字幕が出る方が有難いのです。
福岡では、中洲大洋で見ることができます。1回あたり3,500円は高いと見るか、安いと見るか微妙なところです。ただ、大画面の映像は非常に美しく迫力があり音響もいいので、マァいいところかな、というところです。 今シーズンは昨年の暮から始まっていて私が見たのは3回目の「トゥーランドット」からです。 (1)「トゥーランドット」(プッチーニ) トゥーランドット:マリア・グレギーナ カラフ :マルチェロ・ジョルダーニ リュー :マリーナ・ボブラフスカヤ ティムール :サミュエル・レイミー (指揮) :アンドリス・ネルソンス トゥーランドットの役は誰が歌っても大変難しい役で、今までこれは完璧、という舞台に出会ったことがありません。今回のマリア・グレギーナも熱演でしたが、最高という感じはしませんでした。第2幕から登場しますが、それ以後出ずっぱりなのに難易度の高い高音の張り裂けるような歌が続きます。 素人の私にはベテラン歌手でも難しすぎるように思います。その割にきれいな美しいアリアにめぐまれていない。主役にしては’損な’役のような気がします。 反対に、女奴隷のリューには有名なきれいなアリア(といっていいのかわかりませんが)が二つあって、こちらは誰が歌ってもよほど下手でない限りしみじみと胸に迫ります。役得です 今回のマリーナ・ボブラフスカヤは初めて聞く名前でしたが、その美声と可憐な演技で大きな拍手をもらっていました。私もぐっと胸にせまってきて拍手です。10年ほど前にウィーンの国立歌劇場でリューを演じたクラシミーラ・ストヤノヴァを見て大いに感激し、それ以来彼女のファンになっています。今は世界中の歌劇場で歌ますが当時はウィーンにデビューしたばかりの新々歌手でした。 カラフのマルチェロ・ジョルダーニもよかったと思いますが、この役はなんと言ってもトリノオリンピックで歌ったパヴァロッティが比較の対象になってしまうので大変です。ジョルダーニも迫力と声の輝きではかないませんが、大いに楽しめました。このオペラの中の「誰も寝てはならぬ」が超有名です ということで今回の「トゥーランドット」は◎ではありませんでしたが、楽しめました。〇です。
by chusan1
| 2010-02-21 12:57
| オペラ
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